いつの間にかどっぷりLogicool製品にはまってしまいました。
スピーカー、キーボード、マウス。
無意識のうちにパソコン周辺はLogicoolで固めています。
Logicoolを気に入ってしまったんでしょうね。
次はwebカメラを狙っていたり・・・。
そんなLogicoolのデバイスを使っている私ですが、
最近手に入れたキーボードがあります。
ERGO K860
超お気に入りでつかっています。
Logicoolといえばカスタマイズも豊富です。
でも用意された設定以上のカスタマイズをすることも可能ですので、
今回はパソコンのスリープを例に設定方法を紹介します。
目次
設定アプリがLogiOptions+に変わっている
実は以前はLogiOptionsというソフトから、
各デバイスの設定をするようになっていました。
しかし、Logicoolは新しくLogiOptions+というものをリリースしています。
新製品はもちろんこのLogiOptionsで設定するのですが、
古いデバイスも順次こちらのLogiOptions+に移行していくようです。
実際、2022年8月ぐらいからERGO K860がLogiOptions+側に変わっています。
逆にLogiOptions+にいつまでも移行されないデバイスは、
もう切られてしまうと考えた方が良いかもしれません。
つまり買い替え時です!
今回紹介する設定はLogiOptioins+で実施していますが、
旧LogiOptionsであっても同様に設定可能です。
LogiOptions+のスリープ設定方法
手順を順番通りに紹介していきますので、
この通りに実施していただければ問題なく動作するはずです。
公式サイトから設定アプリをインストール
これがないと始まりません。
すでにインストールしている方または、
旧LogiOptionsをインストール済の方は飛ばしてください。
Logicoolの公式サイトにアクセスして、
LogiOptions+をダウンロード・インストールしましょう。
LogiCool公式サイトのリンクはこちらです。
ダウンロードしたら実行して、
ウィザードに沿ってインストールしてください。
必須というわけではありませんが、
『情報を共有』というところは拒否しておくと良いでしょう。
何となく情報を抜かれるのが嫌で私はいつも拒否しています。
LogiOptions+でデバイスを確認
LogiOptions+を起動して、
これから設定したいデバイスが表示されていることを確認してください。
以下が私のLogiOptions+画面の抜粋です。
左のマウスがMX Master 2S、
右のキーボードがERGO K860です。
表示されている通りマウスは
『まだサポートされていません』
と表示されています。

このメッセージがでている場合は、
旧LogiOptions側で設定する必要があります。
今後LogiOptions+で設定できるようになることを祈りましょう。
ERGO K860のキーに設定
では、設定作業に入っていきます。
設定したいデバイスをクリックしてください。
そのデバイスの設定画面に遷移します。

今回は右上にある『ロックボタン』に対して、
パソコンをスリープするという設定に変更します。
なので、右上の緑になっているボタンをクリックしてください。
ちなみにマウスでもキーボードでも、
ここからする作業と同じことをすれば設定可能です。
お好きなキーやジェスチャーに設定してください。
LogiOptions+設定前にファイルを準備
LogiOptions+で設定する前に準備が必要です。
カスタマイズが色々できるLogiCool製品ですが、
スリープさせるのは実は面倒です。
なぜかというと、
LogiOptions+の設定では、Logicoolが用意してくれたアクション、
またはキーを登録(Ctrl + c)で行います。
スリープ、シャットダウンであればLogicoolが用意してくれていますが、
特殊な動作をさせる場合は自分で何とかしないといけません。
方法は単純でバッチを登録してしまいます。
今回スリープで用意するファイルは以下の2つです。
- ファイルを保存するフォルダを作成
- スリープのショートカット
- 1のショートカットを実行するバッチ
この方法を理解しておけば、
例えばキーを押すとファイルをコピーするとか、
任意の名前に変更するとかいうことも可能です。
極論コマンド操作でできるものは何でも設定できてしまいます。
ファイルを保存するフォルダを作成
邪魔でなければデスクトップでもどこでもいいのですが、
ちゃんとフォルダを作っておいた方が分かりやすいです。
例として『C:\CustomSetting』こんな構成にします。
Cドライブに『CustomSetting』というフォルダを作成します。
フォルダ名はお好みで設定してください。
スリープのショートカット
ショートカットに関しては設定したい内容次第で不要です。
スリープをさせるにあたって、
ショートカットがあった方が簡単に済むかと思い用意しました。
次のバッチだけでできる操作ならここは飛ばしましょう。
エクスプローラで先ほど作成したフォルダを開き、
右クリック → 新規作成(X) → ショートカット(S)
の順にクリックしてみてください。
するとショートカットの作成という画面が立ち上がります。
項目の場所を入力してくださいというテキストボックスに、
下記のコピペしてください。
『rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0』

画面のように入力出来たら『次へ』ボタンで進みましょう。

次はショートカットの名前設定です。
こちらもわかりやすい名前にしましょう。
今回はスリープさせるので単純に『スリープ』とします。
あえて日本語を使っていますが、できれば半角英数字のみにしましょう。
バッチで実行するときの不具合の元です。
この後紹介するバッチでは日本語も対応できるようにしています。
ただ、バグの要因になるので
SLEEPのような名前を推奨します。
『完了』ボタンをクリックすればショートカットの完成です。
あとはこのショートカットを実行するバッチを作ればOKです。
ショートカットを実行するバッチ作成
ショートカットを作成した場所で
右クリック → 新規作成(X) → テキストドキュメント
をクリックしてください。
するとテキストドキュメント.txtというファイルができます。
このファイルの名前を『sleep.bat』に変更します。
注意してほしいのが『.txt』をちゃんと消すことです。
これが残っているとバッチとして認識されません。
下記のようになっていれば問題なしです。

これでsleep.batという空のバッチファイルが作成されました。
ここにショートカットを実行するコマンドを記載します。
sleep.batを右クリックして編集(E)をクリックしましょう。
エディタが開かれるので以下をコピペしてください。
(特に設定していなければメモ帳が開いているはずです。)
@echo off
chcp 65001
C:
cd C:\CustomSetting
start スリープ.lnk
コピペするとこんな感じです。

これで準備完了です。
あとはLogiOptions+で設定するのみ。
LogiOptions+にバッチを登録
LogiOptions+を開いて対象デバイスの動作を設定します。
ここでは右上のロックキーに対して、
『アプリケーションを開く』を設定しています。
設定といっても難しいところはありません。
事前に用意したフォルダにsleep.batがあるので、
こちらを選択するだけです。

バッチ登録は以上で完了です。
この設定をすればバッチを実行できます。
まとめ
今回はスリープのバッチを例に設定内容を紹介しました。
バッチを登録してしまえば、
かなり細かな操作まで出来てしまいますね。
使いやすい設定を追及して快適なパソコンライフを過ごしましょう!
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