レンタルサーバを「Xserver」から「ロリポップ」に変更

数年Xserverを使ってきましたが、更新期限が迫っていたのでレンタルサーバを見直すことにしました。

サーバのスペックや機能を含めてもロリポップで問題なさそうだったのと、
料金が安くなるので今回、サーバを変更することに決めました。

その際に必要になる設定がいくつかあったので最低限紹介しておきます。

目次

ロリポップの契約と初期設定

ロリポップを契約

何はともあれ、まずは移管先のサーバ契約が必須です。
(まだ契約していない方はこちらからどうぞ → ロリポップ

ロリポップで初期設定

「設定する独自ドメイン」で移管元のドメインを登録します。
「www.」は無しにしてホームドメインを入力しましょう。

「公開(アップロード)フォルダ」はFTP接続するときのフォルダ名を入れましょう。
特に複数のホームページを使っている方はどのホームページのフォルダか判別できることが重要です。

その他のホームページ情報は適当で大丈夫です。

現在のバックアップを取得”All-in-One-WP Migration”

今回のサーバ移管ではプラグイン「All-in-One-WP Migration」を使用します。

ここから先の設定に進むと現在のホームページにアクセスできなくなるので、
今のうちにバックアップを取得しましょう。

取得したバックアップをダウンロードするのを忘れずに!

バックアップ時のPHPバージョンは要確認

あまりないかもしれませんが私は失敗したので記載しておきます。

詳細は後述していますが、

PHPのバージョンが移管前後で違っている場合、
取得したバックアップを復元する際に以下のメッセージが出てしまいます。

これを無視して復元することも可能ですが、
私の場合は復元後に記事を参照できなくなりました。

これを避けるためには移管前(現在)のホームページのPHPバージョンと、
移管先のPHPバージョンをそろえておく必要があります。

私が設定違いに気づいたのは移管後でした。

Xserverでバックアップを取得した際のPHPバージョンが「PHP7」で、
ロリポップのPHPバージョンが「PHP8」でした。

幸いロリポップで選択可能なPHPバージョンで一番古いものに「PHP7.4」があったので、
ロリポップ側のバージョンを下げてから復元すると記事に問題なくアクセスできるようになりました。

もしバックアップ時のPHPバージョンを選べなかった場合は、
移管前のサーバのPHPバージョンを上げてバックアップを取得し直す必要があります。

サーバを解約するなど移管前のバックアップを取得し直せない場合は、
実際に試してはいませんがおそらく記事をコピーして公開し直す必要があります。
これはかなり手間ですのでバックアップ時のPHPバージョンには気を付けてください。

【XserverでのPHPバージョン設定方法】

サーバパネル → PHP → PHP Ver.切り替え をクリック。
ドメインを選択後、設定されているPHPバージョンを確認します。

必要に応じてPHPバージョンを変更しましょう。

ロリポップのPHPバージョン設定方法】

後述の「PHP設定」で選択するPHPバージョンを必要なバージョンにしましょう。

ネームサーバの設定変更

すでにホームページをお持ちのはずですので、ネームサーバの説明は割愛しますが、
やりたいこととしては、ネームサーバの向きを下記のように変更します。

この設定をすると現在のホームページにアクセスできなくなります。
設定を戻せばアクセス可能ですが、無駄に時間がかかるので必ずバックアップを取得しておいてください。

【変更前】
ホームページアクセスユーザー → ネームサーバ → 現在のホームページ(Xserver)

【変更後】
ホームページアクセスユーザー → ネームサーバ → 移管先のホームページ(ロリポップ

私はドメインを「お名前.com」で契約していますので、
サンプルは「お名前.com」で「Xserver」から「ロリポップ」に変更するもになっています。

他のところで契約していても変更内容は似たようなものになると思いますので、
ご自身の契約内容と見比べて変更してください。

お名前.comでの設定

変更するホームページのドメインの「その他」をクリックします。

現在契約しているサーバが設定されているはずです。
画像の内容は「Xserver」になっています。

下記のように設定すればネームサーバの設定は完了です。

uns01.lolipop.jp

uns02.lolipop.jp

ロリポップの設定変更

ここでする設定はバックアップ復元のための設定となります。

all-in-one WP Migrationではアップロードできるファイルサイズに上限があります。
そのせいで取得したバックアップをアップロードするときにエラーが出て先に進むことができません。

そのエラーを回避するための設定です。

もしもバックアップのファイルサイズが20MB未満なのであれば、
この設定はなくても復元可能です。

PHP設定

ロリポップにログインして「PHP設定」をクリックします。

「バージョン」で「8.3 (CGI版)」を選択して「変更」ボタンをクリックしてください。

設定される日によりバージョンは違うかもしれませんが重要なのは「CGI版」になっていることです。
最新バージョンで選択してください。

ドメインが2つあるはずです。(「www.」があるものと無いもの)
片方しか設定しないとall-in-one WP Migrationに設定内容が反映されない可能性があります。

「設定するドメイン」を確認して、一番下にある項目
「php_value, php_flagを利用可能にする」を「On」に設定します。

これでここでの作業は完了です。

“.htaccess”の書き換え

アップロードするファイルサイズの上限を記載します。

ここでもLOLIPOPのメニューから設定可能です。
「ロリポップ!FTP」をクリックします。

今回移管するドメインの「.htaccess」をクリックしましょう。

このファイルを直接変更します。
これは重要な設定ファイルなので、設定前にダウンロードしておいてください。
万が一、書き間違えをした場合はダウンロードしたもので上書きしましょう。

追記内容はファイルの下部に3行入れるだけです。
ここでは1GBまでファイルをアップできるように設定しています。

必要に応じて数字部分を変更してください。

記入出来たら「保存する」ボタンをクリックして完了です。

php_value memory_limit 1024M

php_value upload_max_filesize 1024M

php_value post_max_size 1024M

バックアップから復元

この時点ではまだホームページが初期状態です。

ホームページの設定サイトにログインしてall-in-one WP Migrationをインストールしてください。

インストール後にインポート画面に移動すると、
ここまでの設定がうまくできていれば「最大アップロードサイズ」が「1GB(もしくはご自身で設定された数値)」
になっています。

あとは事前に取得したバックアップファイルを選択してインポートすれば完了です。

ロリポップの設定戻し

ロリポップの「PHP設定」でした設定をもとに戻します。
必須ではないようですがホームページのアクセス速度等に影響するみたいなので、
戻しておいた方が無難でしょう。

サンプルは「8.3 (モジュール版)」になっていますが、
最新のバージョンを設定してください。

この設定戻しをするとall-in-one WP Migrationのアップロードサイズが初期値に戻ります。
もしまた復元する際には同様の手順で上限設定を変更しましょう。

まとめ

ホームページの大本になるレンタルサーバを変えるのは大ごとですが、
機能や維持費に合わせて変更するのもやむなしですよね。

ここで紹介した設定をすれば問題なく移管できるはずですので、
快適なホームページ運営をしていきましょう。

レンタルサーバをXserverからロリポップに変更するための設定方法を説明しています。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次