パパ・ママ育休プラス「育児休業」に関する4つのポイント
「育児休業は女性のための制度である」
そんな感じで使われていたのは昔の話です。
2010年に「パパ・ママ育休プラス」が開始しました。
この制度によって男性でも育児休業が取得できるようになりました。
目次
パパ・ママ育休プラスの基礎知識
「パパ・ママ育休プラス」でググるとすぐにヒットはしてきますが、説明が長かったり内容が難しかったりと大変でした。
そこで私自身が気になったのでおそらく他の方も気になるであろう要点だけを記載していきます。 育休プラス4つのポイント
- 取得期間はどの程度なのか → MAX1年間
- 給料はでるのか → でませんが、給付金がもらえます。
- どの会社でも取得できるのか → 取得できます。
- ママが育休を使っていても取れるのか → 取れます。
では、順番に細かく説明していきます。
1.取得期間はどの程度なのか
パパ・ママ育休プラスは「子供が1歳2カ月になるまでの1年間」取得可能です。
基本的には分割してではなく、連続していなければなりません。
ただし、ママの産休中8週間以内に育児休業をとった場合は、その期間と合計して1年間にすることができます。
もちろん一年以内であれば短く取得することも可能です。
私の場合ですと10カ月の育休を取得しています。
2.給料はでるのか
基本会社からは支給されません。
例外的に福利厚生で支給してくれるという神企業もあるようですが、
ごくごく一部の企業と考えた方がいいでしょう。
給料はもらえませんが、ハローワークから育児休業給付金が支給されます。
休業開始前の給料から、最初の半年は67%、それ以降は50%が支給されます。
MAXの1年間取得すると平均して58.5%がもらえるわけですね。
私の場合だと10カ月なので60.2%になります。
さらにボーナスは前年度の仕事に対して支払われるので、
これにボーナスが乗っかってくる訳です。
3.どの会社でも取得できるのか
パパ・ママ育休プラスというのは実は福利厚生ではなく、
「育児・介護休業法」で定められた法律です。
つまり会社側に拒否権はないため、
仮に拒否られたとしても法律を盾に取得することが理論上可能です。
そうは言っても「取得は許さん」なんて言ってくる会社では、
サラリーマンの身としては中々難しいですよね。
ごり押しでとるとなると当然揉めてしまうので色んな覚悟が必要になります。
私は最悪拒否られた場合、「法律的に~」と言ってしまう覚悟をしていましたが、
意外にもすんなりOKを貰えて拍子抜けしました。
なので迷っているなら一回申請をした方がいいと思います。
4.ママが育休を使っていても取れるのか
パパ・ママ育休プラスでは「ママが育休中であろうが」「ママが専業主婦であろうが」パパは育休を取得することが可能です。
パパが育休を取得することとママの状況は切り離して考えても差し支えありません。
育児休業のデメリットとメリット
パパ・ママ育休プラスを取得することのデメリットは、給料が6割程度になってしまうこと。
あとは長期で取得した場合、社内の評価・キャリア的に、厳しく観られてしまうことも考えられます。
もちろん制度上はそんな扱いは禁止されていますが現実的には厳しい扱いをされてしまう可能性もあるでしょう。
ただ、メリットはかなり大きいと思います。
言い方は悪いかもしれませんが、最長365連休が取れる上に補助金でお金ももらえてしまう好待遇です。
子供の成長をパパもみることができますし、
家族旅行や趣味の時間も大幅に取れるようになるでしょう。
このレベルの大型連休を休職なしで取得する機会なんて、
どう考えてパパ・ママ育休プラス以外にはありません。
私自身が育休を取れて良かったと思っていますので、選択肢の一つとして是非、育休の取得を考えてみてください。