“SE(システムエンジニア)”で実際に経験した仕事内容まとめ

「システムエンジニア(以降 SE)は理系しかなれない?」
「SEは儲かる?」
「ブラックの代表的職業」
このIT時代では”SE”という職業をよく耳にします。
IT系の職業という事で何やら難しそうだったり、かなり稼げるようなイメージを持っている人が多いようです。
今回はSEを8年程している私自身がSEとはどんな職業なのかお話していきます。
目次
回答者(私 ヒロ)の情報
年齢
30歳
性別
男性
学歴
文系大学卒業
職歴
転職経験なし。
新卒からSEとして同じ会社に勤めています。
もちろんポジションは色々と変化しています。
- 新人(研修を受ける立場)
- インフラエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- プロジェクトマネージャ
SEと一口に言っても種類があります。
一般的にはあまりインフラエンジニアとアプリケーションエンジニアの両方を担当するという事はないのですが、私は職場の環境上たまたま両方をする機会にめぐまれました。
SEの種類については以前に記事を書いています。
詳細を知りたい方は下記関連記事を読んでみて下さい。
就職理由
端的に言うと「パソコンなどの機械類が好きだった」からです。
大学時代に就活をしていた時、私は金融系のゼミに入っていたので漠然と金融系の職業に就こうと考えていました。
ただ、金融系の職業の説明会などに行っている内に徐々に営業をしたくないというネガティブな気持ちが芽生えました。
そこで「座っていられる」「営業で外回りをしなくていい」など安易に考えて、文系にも関わらずIT系の職業であるSEを目指しだしました。
実際に私の所属したゼミでSEになったのは歴代から当時までは私だけでした。
“SE”の現状
仕事
SEは意外にプログラミングを自分ですることはあまりありません。
定義は諸説ありますが、私の会社では「SE = お客様に要望を確認」「プログラマ = SEの指示通りにアプリケーションを作成」というように切り分けられています。
なので論理的思考力があれば文系でもSEになることは珍しくないのです。
実際、私の同期は約4割が文系でした。
“独りで黙々とプログラムを作っていればいい”というようなイメージがあるかもしれませんが、そうでもありません。
SEは常にお客様やプロジェクトメンバーとコミュニケーションを取って調整をし続けなければならないのです。
勤務内容
SEの仕事はインフラでもアプリでも下記の4ステップに大体まとめられます。
- お客様が何を実現したいかをまとめる
- プログラマまたはシステム担当者に依頼
- お客様に出来上がりを確認していただく
- 問題なければ終了、問題があれば1に戻る
要するにSEは”仕事を割り振る仕事”をしているのです。
もちろんお客様の要望を実現可能かどうか話をまとめるにはシステムの知識が必要になってきます。
システムの知識だけでなく、もしもお客様が金融系の企業であれば金融の専門知識もなければなりません。
仕事を割り振るといっても単純に伝言するだけではなりたたないのです。
勤務時間
9:30~18:00の平日のみ出金が基本です。
残業はSEのイメージ通り頻繁にあります。
休日出社や深夜勤務なんかも珍しくありません。
ただ、常に時間外勤務があるのではなく「担当しているプロジェクトの状況によってはある」という事に注意してください。
私の所属する会社では世で言われているほどのブラック感はありません。
ただし、私の友人の職場ではブラックと言われるほどの勤務があったりします。
究極的にはプロジェクトの状況 + 所属会社の倫理によって変わってきます
残業時間
私はプロジェクトの状況によってかなり変わってきますが、通常の時であれば「日に1時間程度」もしくは「残業なし」ぐらいです。
プロジェクトで忙しい時は9:30に出社して、翌日の18:00まで働いたこともあります。
それぐらいSEの勤務状況はプロジェクトに影響を受けるのです。
給料(月収・年収)
残業代にもよりますがおおよそ30万円前後です。
ボーナスは年に2カ月~3カ月分ほどになります。
SEだからといって特別高給という訳ではありません。
特記事項
SEは自社ではなく外部で仕事をすることもあります。
その際に面接がある場合もあり、資格を持っているかというのもみられます。
SEは資格を持っていなければできない職業でもないにも関わらず、他の職業と比べると資格が重要視される職業でもあります。
SEになってみて
良い点
“自分で作り上げられる”というのがSEの醍醐味です。
お客様と「あーでもない、こーでもない」と話しながらアプリケーションやシステムを作っていくのはとても楽しいです。
また、自分でプロジェクトを管理できるようになれば、休みや残業時間を好きに調整したりという事もできるようになります。
悪い点
どうしても”プロジェクトによって”状況が変わりやすいという事は避けられません。
どんなに頑張って調整してもシステムの不具合やお客様との認識相違などトラブルが発生することはあります。
トラブルによって突発的な残業・休日出社をするような状況は他の職業と比べると多めかもしれません。
SEという仕事柄、日々進化し続けるIT系の知識は常に必要です。
そのため新しいシステムが出るたびに資格勉強をし続ける必要があります。
転職したいか
SEとして別の会社に転職したいとは思います。
給料に若干の不満があるのと大手への転職で”キャリアアップ”をしたいからです。
就職を他者に勧めるか
文系・理系問わずパソコンが好き、幹事が得意という方にはおすすめです。
パソコンが好きというのはIT系の仕事なので当然だと思います。
SEは”調整をする仕事”なので幹事のように多くの人とコミュニケーションをとって色々と決めるのが得意な人には向いているからです。
まとめ
SEの一例として私の勤務状況をお話ししました。
文系でもSEになれますのでSEに興味があるけれど、文系だから諦めているという方はぜひSEにチャレンジしてみて下さい。
どの職業でも同じかもしれませんが、所属する企業によって大きく待遇は変わるということも忘れないでください。
この記事でお伝えしたのはあくまで私の所属する企業の話です。
SEを何年もしているので他のSEさんに出会う機会も頻繁にあります。
中にはブラックだという方もいらっしゃるので、SEを目指す場合は企業をよく調べてから応募してください。
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