私の周りで唯一の建築関係に進んだ友人に話を聞いてきました。
一部上場の誰でも一度はCMを観たことがある企業に就職できた優秀な人物です。
あまり話すと身バレのおそれがあるので、回答にぼやっとしたところが多々ありますが、就職の参考にはなるレベルではあるかなと。。。
特に一部上場企業の労働環境がどんなものかについても聞くことが出来たのでその辺りは良かったと思います。
目次
回答者(Mさん)の情報
年齢
30歳
性別
男性
学歴
理系大学卒業
職歴
転職なし
就職理由
「都市開発」の仕事がしたかったわけじゃない。
消去法で就職活動をしているうちに今のところに行きついた。
本当にしたかったのはインフラ関係(電力、JR)の仕事。
でも、その辺りの仕事は問が狭いので内定が出なかった。
“建設業(都市開発)”の現状
仕事
ざっくり「工事グループ」
勤務内容
基本的には都市開発における”設計“のみ担当する。
ただ、場合によっては現場作業での作業が入ったりすることもあるので、「オフィスで設計のみ」していられるわけではない。
造ったものについて品質管理もしている。
業界用語で「管理(タケかん)」「監理(サラかん)」と言われているが、両方とも仕事に含まれている。
勤務時間
8時~17時 ポイント
社用携帯が支給されているので、業務後(休日含む)でも電話がかかってくることが多々ある。これを加味すると勤務時間はあってないようなものに感じる。
残業時間
日に2時間は普通にある。
サービス残業をしなければならないこともある。
給料(月収・年収)
残業代によるが30~40万円程度
ボーナスあり
※業後に社用携帯から掛かってくるのはサービスになる
特記事項
メインの仕事である設計をしてから、実際に都市開発が行われる。
その後に開発された都市に工場などが建設されることで地域が発展していく。
成果が表れるまで数年から十数年単位の長い目でみなければならない。
プレミアムフライデーが導入されている。
確かに金曜日早く帰りやすくはなっているが、実際のところは半日休暇扱いなので有休が消費される。
名ばかりプレミアムなのでありがたみは正直薄い。
建設業(都市開発)になってみて
良い点
希望していたインフラではないが「設計作業」に携われている点は良かった。
悪い点
転勤が多い。
都市開発をするということは「開発しなければならないような都市」で仕事をすることになる。
必然的に地方に行きがちな上、設計・都市開発が終わるとその都市での仕事は終了し、別の都市に行かなければならない。
なので、どうしても転勤が多くなってしまう。
転職したいか
仕事内容はともかくとして、大手なので転職したいとは考えていない。
就職を他者に勧めるか
勧めない。
仕事内容がニッチなので他のところでは同じような仕事があまりなく、つぶしが効きにくいから。
まとめ
「都市開発」というワードから何となくの仕事イメージはつかめました。
Mさんの話のポイントは大企業での勤務であるところかなと思います。
他の都市開発勤めの人から話を聞いていないので、もしかするとこれは建設業界としては破格の待遇なのかもしれません。
ただ、一般的な中小企業勤務である私や、他の知人から聞いた話と比べても大企業やからずば抜けているという訳でもなさそうですね。
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