「進め!キノピオ隊長」を購入して3週間ほどでしょうか。
おまけ要素も含めて完全クリアしました!
それはもう取れるだけのスターを取りきっての完全クリアです。
大人になってからこんなにゲームしたのは初めてでした。
Switchって本当にすごいゲーム機ですね。
マリオオデッセイも最初やったときは感動しました。
グラフィックの完成度、世界を歩き回れる自由度、技の多彩さ、
スター取得にいたる工夫などなど言語化は非常に難しいのですが、とにかく”楽しい“の一言です。
そして本記事で取り上げている同じくSwitchのソフト”進め!キノピオ隊長“もめちゃくちゃ楽しいゲームでした。
ありがとう!任天堂!!
では、マリオ オデッセイとはまた違った魅力のある”キノピオ隊長のおもしろさ”について紹介します。
目次
「進め!キノピオ隊長」ってどんなゲーム?
進め!キノピオ隊長の基本情報
ハード:Nintendo Switch(スイッチ)
発売日:2018年7月13日
ゲーム内容:
wiiUでも発売されていたようですが、今回Switchで新たに発売されました。
「キノピオ隊長」「キノピコ」を操作してステージ上のアイテム(コイン・ダイヤ)を取りながらスターの取得を目指します。
ステージのベースは立方体です。
全体的にそれほど大きなステージではないのですが、隠し通路や変動するコースがあり、
そう簡単には全アイテムを見つけることが出来ないようになっています。
ちなみに!
追加コンテンツが発売されているので是非特別編もプレイしてみてください。
↓任天堂公式サイト:
[nlink url=”https://www.nintendo.co.jp/switch/ajh9a/pc/index.html”]
↓進め!キノピオ隊長の任天堂公式CM
“進め!キノピオ隊長”の難易度
マリオシリーズをしたことのある方ならご存じかもしれませんが、任天堂の難易度設定は神がかっています。
『単純にゲームを進めるだけなら誰でも楽しめる』
でも!
『やり込み要素を完全にこなすなら難しい』
ってな具合で緩急をうまく織り込んでくれているマリオシリーズにならっており、
この”進め!キノピオ隊長”についてもバッチリ難易度のふり幅が設定されています。
下の方で紹介していますが、『世界を楽しむ』『スターをとる』というだけであれば難易度は低いと言えるでしょう。
そして誰でも少し考えればクリアできそうなステージや仕掛けもたくさんあります。
ただ、完全なクリアを目指すのであれば、何度はバリ高になります。
どのマリオシリーズでもそうですね。
スター全部取得、コイン全部取得とかのように100%クリアを目指すとなると、
キノピオ隊長も難しいゲームに分類されるでしょう。
ただ、進め!キノピオ隊長がマリオシリーズと異なる点があります。
それは「技術を必要としない」ゲームであるという点です。
マリオだと完全クリアにあたり特定の操作技術を求められることがあります。
壁キック、使用する能力、襲ってくる敵をすべて避けるなど、マリオを巧みに操ってのクリアが必要になります。
私の母もマリオをよくプレイするのですが、
「絶対にクリア不可能なステージ」がいくつか存在しています。
なので、
いくらマリオが子供向けゲームであるとはいえ、
あまりゲームが得意でない方には完全クリアはかなりの難易度のはずです。
その点、進め!キノピオ隊長ではそういった操作技術はほとんど求められません。
(全くのゼロではありませんがマリオと比べるとかなり操作は簡単です)
基本的に観察力・洞察力を求められるゲームになっています。
なので、ダメージを受けたら即失敗になるような難しさは(ほぼ)ないですね。
いかに細かなヒントを見逃さないか、そしてヒントをどう活かすのかを考えるのが楽しく、そして難しいです。
そういう意味で「しっかり考えれば誰でもクリア可能」である難易度ともいえるかもしれません。
まぁ、決して簡単とは言えませんが。
そもそもキノピオ隊長って誰?
“マリオ“自体はファミコン時代からある超という表現では足りないぐらいの超長寿シリーズですね。
ゲーム界で最古参の一角を間違いなく担っているでしょう。
しかも未だに現役というのがすごいところ。
そんなマリオのゲームにたびたび登場していたキノコスタイルでおなじみの”キノピオ”というキャラクターがいますね。
ちなみによくごっちゃになってしまう”ピノキオ“はディズニーに登場する操り人形です。
完全に別物ですよ。
キノコの”キノピオ“と覚えておけばごっちゃになっても持ち直せますね。
キノコが愛くるしいキャラクターであるキノピオですが、彼もかなり頻繁に登場しています。
何ならマリオの弟であるルイージとためを張れるぐらいの役回りではないかとさえ思えるレベルです。
マリオシリーズでいうと、マリオ・マリオカート・マリオテニス・オリンピックなどいろんなシリーズにサポート役やサブキャラとして登場していました。
そんなキノピオですがSwitchのマリオ オデッセイでもマリオのサポート役として登場しています。
それが今作主人公であるキノピオ隊長です。
マリオ オデッセイではマリオとは別行動をして、スターを集めてくれています。
これがまた、あの身体能力の低さでどうやって行ったのか不明ですが、訳のわからない場所でマリオを待っています。
出会うとスターをくれるので、サポーターとしてはちゃんと仕事してくれていますね。
さすが隊長です。
なので、”進め!キノピオ隊長”をする前にマリオ オデッセイをプレイしておくと、「あ、このステージ見覚えがあるぞ」的な楽しみも出てきて、より”進め!キノピオ隊長”が楽しくなること請け合いです。
キノピオ隊長はマリオ オデッセイのスピンオフと考えて差し支えないでしょう。
キノピオ隊長は彼女(?)持ち
キノピオ隊長というよりキノピオには実は相方が存在します。
初登場は「マリオカートダブルダッシュ」でチラみせ、
操作可能なキャラクターとなったのは「マリオカート6」からのようですね。
単純に考えてしまう私のような素人からすると
『キノピオ=男性』『キノピコ=女性』でキノピオの彼女キノピコって思っちゃっていました。
でも、どうもそう単純でもないようで「キノピコはキノコ族の女性の総称」であるとか
「そもそもキノピオが男性だと断定されていない」だとか鋭い考察もされています。
いずれにせよキノピオの相方としてたびたび登場する”キノピコ”というキャラクターについても、進め!キノピオ隊長に登場しています。
キノピオ隊長(キノピコ)操作のコツ
まずキノピオ隊長はマリオの基本動作であると同時に攻撃でもある“ジャンプができません”。
加えて帽子を投げたり、炎を出したりもできないので、華麗な攻撃手段もありません。
キノピオ隊長に関しては攻撃よりもむしろ、マリオみたいに移動が出来たら一瞬でクリア可能です。
キノピオ隊長・キノピコはご存知の通り(というか見たまま)キノコですからね。
なのでマリオと違って動きが機敏ではないのです。
キノピオ隊長の動き縛りがゲームを面白くしているとも言えます。
と同時に”もどかしさ”を感じるので、パズルゲームをやっているときの苛立ちとアハ体験があります。
そんなパズルゲームっぽいゲームではあるのですが、やっぱりマリオ系のゲームである以上、色んな敵キャラがキノピオ隊長の邪魔をしてきます。
キノピオ隊長が敵を倒せるパターンは↓の4つです。
- 地面に生えているカブを引っこ抜いて投げる
- 敵より上の地面から飛び降りて敵の上に落ちる
- 敵を誘導して「倒したい敵に敵を当てる」
- 無敵キノコを食べる
4の「無敵キノコ」ですが、同じステージで死亡しまくるとスタート位置に虹色のキノコが生えてきます。
それを食べるとどんな攻撃も聞かない無敵状態になれるのです。
個人的には邪道だと思っているので、できるだけ④の手段には至らないのがスマートでしょう。
4つの攻撃手段に加えて「敵を停止させる」という操作が存在します。
コントローラでカーソルを敵に合わせた状態でR1キーを押すと敵を拘束できます。
これは便利なのですがおまけステージぐらいの難易度にでもならない限りは使わなくてもなんとかなります。
ただ、もし敵にやられてクリアが難しい場合は使ってみて下さい。
単純にクリアするだけではすべてのコースを遊べない
スターを取ってクリアするだけなら比較的簡単です。
(おまけステージでは一部スターがスーパーマリオ オデッセイにあった「ムーン」に変わります)
ただ、ダイヤの数が足りていないとステージが出現しないのです。
また章の選択時の本の表紙にマークがスタンプのようなものが表示されるのですが、章毎に全ての条件を満たさなければ未完成のままです。
コース構成は「1章~3章 + おまけ」になります。
おまけという名前の章なのでショボいのかなと思っていたのですが、一番やりごたえのある章です。
特に最終ステージである「マネミーラビリンス フォーエバー」には驚かされました。
それまで頭を使うことはあっても操作が難しくてクリアできないという事はほぼなかったのですが、明確に操作が難しいのです。
是非「おまけ」まですべてプレイしてみて下さい。
完全クリアに至る条件は?
「スターを取ること」がステージをクリアする最低条件になります。
完全にクリアを目指そうとすると、スターの他にコースごとの条件を満たさなければなりません。
【完全クリアに必要となる4つの条件】
- ステージに隠されたダイヤを3つ集めてクリア
- その他の条件を満たしてクリア
(コインを指定枚数以上集めてクリアなど) - ドットキノピオを見つける
では、完全クリアに必要な3つの条件についてそれぞれ詳しく解説していきます。
1.ステージに隠されたダイヤを3つ集めてクリア
このダイヤ見つけることはそれほど難易度が高くはありません。
キノピオ隊長のスタート位置からゴール位置(スターのある場所)までの間に、3つのダイヤが隠されています。
ダイヤを取得するとスタート位置に近いものから順に左から埋まっていきますので、もしダイヤを取得したときに一番右が埋まるとすると、その手前にある2つのダイヤを取り逃したことが分かります。
その時はスタート位置まで一旦戻って、3つ目のダイヤを取る前までのどこかを探せばいいのです。
また、ゲームオーバーにならない限りは、ダイヤ取得後に死亡してしまっても死亡前までに取得したダイヤは消えません。
最悪、無理にダイヤを取ってステージ外に落ちてしまっても、残機さえあれば良いということです。
なので少々キノピオ隊長に無理をしてもらっても残機を気にしておけば大丈夫です。
2.その他の条件を満たしてクリア
「いや、その他って具体的になんやねん!」
って思われてしまうかもしれませんね。
実は「その他」というあいまいな表記にしているのには理由があります。
ステージを一度クリア(スターだけとった状態に)すると、
ステージ選択画面にチェックボックスと何らかの条件が表示されます。
クリア後に表示された条件を満たせばチェックボックスにチェックが入ります。
一度クリアしなければチェック条件は出てこないので内容は判りません。
もしチェックボックスクリア条件を表示せずに、
一度目のクリアで条件を満たしていた場合であっても、
そのままチェックボックスにチェックが入るので、
再度条件を満たしてクリアする必要はありません。
このクリア条件がコースによって違うので「その他」と表記した次第です。
クリア条件にはいくつかパターンがあるのですが、
よくあるチェック条件「コインを〇〇枚取得」が特に難しいので説明しておきます。
最初の方のコースであれば目視できるコインをすべて取ればすぐに満たせるのですが、
後半になってくると「ゴールデンきのこ」を取得しないと条件を満たせません。
このゴールデンきのこがくせ者で、何と完全にコースから”見えない”のです。
では「どうやって見つけるのか」についてですが、
実はキノピオ隊長(キノピコ)が頭につけているヘッドライトが役に立ちます。
キノピオ隊長はただのファッションで頭にライト付けてるわけじゃなかったんですね。
さすが世界のNintendo Switchですわ。芸が細かい。
キノピオ隊長のライトから出ている光を当てると地面がうっすら光る箇所があります。
その光った場所で”草を抜く”要領で引っ張ると何もないはずの地面から、
ゴールデンきのこが出てくるという具合です。
これはコースをすみずみまで見て行かないと見つけられません。
かなり細かく注意して地面に光を当てて行ってください。
また、ダイヤと違いコインの場合は死亡すると0枚からスタートになるというのも重要です。
スターの時とは違ってキノピオ隊長に無理をさせ過ぎて、命と引き換えにコインを取っても意味がないのです。
しかも画面が遷移するコースかつ死亡後にスタート位置が変わるタイプのコースだと、初めからやり直せないので一旦コースを出てしまわなければなりません。
3.ドットキノピオを見つける
コースを一度クリアするとコース選択画面にドットキノピオが出現します。
その状態で「R1」でコース選択をするとドットキノピオ選択モードでプレイできます。
※逆にR1でコースに入らないと、コースをクリアしていてもドットキノピオがコース上に現れないので注意してください。
私は何度か間違えて「R1」でコース選択せず居もしないドットキノピオを探してしまいました。
気づいた時の虚しさが半端じゃないので忘れないでください。
ドットキノピオモードではスターは存在しません。
クリア条件は唯一「ドットキノピオを見つけること」です。
このドットキノピオもくせもので、かなり小さくて見つけにくい上に『見えたり見えなかったりする移動型』 『完全に隠れていて見えない非表示型』のパターンもあります。
そんな見つかりにくいドットキノピオを見つけるコツがあります。
それはドットキノピオの「鳴き声」です。
ほぼこの鳴き声を頼りにするしかないといっても過言ではありません。
ドットキノピオの声が聞こえたら、まずその場で立ち止まり、辺りを見回してみて下さい。
見回しても見つからない場合は、貼り紙を外したり、敵を倒したり、画面ギリギリの壁を探したりと普通に見ていたら目につかない場所を見る工夫をしてみましょう。
場合によっては他の道から、鳴き声が聞こえたあたりに行くと見える場合もありますし、微妙に視界が変わっただけで見つけられることもあります。
結構シビアな場所に入るので諦めず見回してください。
まとめ|キノピオ隊長は隙間時間にピッタリ
キノピオ隊長を最初にしたときは
「さっとクリアして売ろう」
とまで思っていました。
Switchを起動してキノピオ隊長の最初のステージをやったときは、
「簡単すぎてつまらん!」
とか甘いコト考えてましたね。
でも、
キノピオ隊長にはプレイしていくうちに、
どんどんハマるという不思議なおもしろさがあります。
スーパーマリオオデッセイのような見た目の派手さはありませんが、
じわじわとおもしろくなってくるので、購入された方は序盤で投げ出さずにプレイを続けてみて下さい。
きっと「さすが世界のNintendo Switch!」と実感できるはずです。
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