レビュー:インバスケット・トレーニング[最新版]ビジネスの思考プロセスを劇的に変える

インバスケット・トレーニング

近い内にヒューマンアセスメントを受けることになりました。
そうです。

知る人ぞ知るというか流行っている研修という名の試験ですね。

2日間も缶詰で仕事力的なものを図られるわけです。
このコロナ禍にわざわざ大阪から東京まで行ってイビられると。。。

あーーーー!ストレス!笑

しかしこの研修はサボる訳にはいきません。
少なくとも今の会社に属している限り私の未来はなくなってしまうのですから。

というわけで、できる対策をしておくのが建設的ですよね。

アセスメントといえばインバスケットです。

実は私の会社ではアセスメントを受ける前にインバスケット研修を受けるのが慣例です。

が!

そう、コロナのせいでインバスケット研修を受けられない悲劇。

こんなこと許されるんですかね。

会社での先がかかっているっていうのに前段の研修を飛ばされるという。。。

こうなったら腹をくくるしかない。

他社勤めですが友人からインバスケットの本を紹介してもらいました。
それがタイトルに記載している↓の本です。

目次

インバスケット・トレーニング[最新版]ビジネスの思考プロセスを劇的に変える

本書の構成

帯に書かれていますがインバスケット・トレーニングの構成は下記の通りです。

ちょっと話はそれますが、本を読む際はまず目次からいくべきです。
目次とは著者が各章でどのようなことを書いているのか端的に書いてくれている、いわば『その章で言いたいこと』なのです。

だから目次を読むだけで何となく本の内容をつかむことができます。
もう少しいうと、何が書かれているか心の準備ができていない状態で読み進めるよりも、何となくであったとしても推測しながら読む方が頭に残りやすいです。

なので本書を読む前に最低でも↓ぐらいには目を通してみてください。
目次であればもう少し細かく書かれていますので、余裕があればそちらを読んでから本文に入ってください。

  • 1章 インバスケットの基礎知識
  • 2章 インバスケットでわかること
  • 3章 インバスケット・トレーニングのねらい
  • 4章 インバスケット・トレーニングの進め方
  • 5章 インバスケット・トレーニングの効果的な方法
  • 6章 インバスケットを使えば社員はよみがえる

本書を読んでみて

インバスケット・トレーニング ビジネスの思考プロセスを劇的に変える!/鳥原隆志

インバスケット素人としては読まないわけにはいきません。

で、さっそく読んだんですが冒頭の文章を読んで愕然としました。

本書より抜粋 ・・・略・・・したがって、本書を読むことによって能力UPはできません。

いやー、ちゃうねん。
いつもやったら別に気にせんかったかもしらんけど、今回に限っては能力UP。

劇的にじゃなくてもいいから、少しだけでもいい能力UPが望める本にしてほしかった。

ただですね。
ちょっとだけ目次を読んでみて気づいたんですが、この本は『インバスケットをする側のための本』のようです。

ここで考え方を変えて、アセスメント当日どのような視点で評価付けされるのかを学べるのではないかと。

単純なインバスケット力は一朝一夕、ましてや本を読んだだけで上がるようなものではありませんし、アセスメントはあくまでも昇格試験みたいなものです。


そう、受かれば、あるいは良い評価をされればいいのです。

というわけで、アセスメント対策として読み進めていくことにしました。

ざっくり感想

インバスケット素人とは言いましたが、それでも何となくインバスケットがどんなものなのかというのは知っていました。

なので『仕事をどう処理するかプロセスを重視する』という基礎的なことがポイントであると書かれていたので、やっぱりそうかというのが正直な感想です。

一番よかったのは実はこの本には付録がついています。

その付録を使えばインバスケットの体験ができるようになっています。

表紙には通常60~90分程度で行うインバスケットですが、体験版なので20分でするようにと書かれています。

その指示は無視して、とりあえず30分で頑張ってやってみました。

やっぱり百聞は一見に如かずです。
体験版の付録とはいえ、やっぱりやってみて収穫はありました。

付録のインバスケット体験で得た教訓

ざっと読んでみて思う通りの回答をしていってみましたが、時間的にはギリギリ全部の資料に書き込みができるぐらい。

解説を読んでみた感じでは思わしくない。といったところです。

何が思わしくないかというと、実は記述しながら『資料間のつながりがほぼないな』と思っていたのですが、それはやはり私のミスでした。

後からよく読んでみると散りばめられたキーワードがちゃんとつながっていたのです。
しかも、がっつりつながりがあるものを一つ見逃していたのです。

アセスメント前にミスっていてよかったです。
似たようなものがでたらおそらく気づけるだろうというぐらいの自信はつきました。

これに気づけただけでも読む価値はあったかなと。

私自身がインバスケットの付録をする際のプロセスを振り返ると。

資料を3つの山に重要度別の大中小にわけました。

ここで重要度の決定には個人差があるでしょう。
私の場合は”大”・”小”、そして大小の判断ができないものを”中”という感じにざっくりわけました。

重要かどうかの基準ですが、スケジュールというか期限に余裕があるかどうか。
後に回しても対処可能かどうか。

次は内容的なものです。個人の悩みなどではなくビジネスインパクトがあるかどうか。

これらを基準にして決めました。

時間がないというのはありますが、どこかにちょっとしたメモをするべきだったかなと思っています。

日付や登場人物、キーワードなどがどう関連しているのか、短時間で多量のタスクを処理するインバスケットでは焦りもあり、ちょっとしたものを見逃してしまうからです。

アセスメントでは(もし可能であれば)ざっくり関係を把握できるように注意していくようにします。

まとめ

インバスケットの問題集が欲しいという方は購入する必要はないと思います。

ただ、インバスケットを受けさせる側、部下にインバスケットを取り入れさせたい方などは本書を読む価値はあるでしょう。

アセスメントを受けるまでにもう1冊ぐらいはインバスケットの本を読もうと思っています。

もしかしたらアセスメントの後になるかもしれませんが、そちらもご紹介するつもりです。

アセスメント研修に関しても自分自身の振り返りも含め、記事にしますので今後アセスメントを受けられる方は参考にしてみてください。

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