例えば営業と言えばイメージ的には外回りですよね。
その外回りでも「既存顧客へのルート営業」「飛び込みで新規開拓」、営業する「商品の種類は企業によって大きく異なる」と営業と一口に言っても多岐にわたります。
当然システムエンジニアにも種類は多くあります。
すべて挙げるときりがないので、就職・転職につかえるであろうシステムエンジニアをざっくり2種類に分けてご紹介します。
開発系エンジニア
開発の仕事内容
おそらくシステムエンジニアときいて一番イメージが近いのが「開発系」かと思います。
アプリケーションの開発を行います。
この開発を行う場合はプログラム言語の知識が必要になってきます。
このアプリケーションというのは “スマホのアプリ” もそうなのですが、
企業が業務で使用しているアプリケーションが多くの割合を占めます。
システムエンジニアに限らずとも企業勤めであれば何らかのアプリケーションに触れているはずです。
例えば営業用の商品紹介用のアプリであったり、出張費清算をする際の会計アプリケーション、MicrosoftOffice(Word、Excel、PowerPointなど)も含まれます。
アプリで必要な知識
このIT時代ですからアプリケーションは世に星の数ほどあります。
そのため使用されている開発言語も多岐にわたることになります。
開発系のエンジニアは自社開発専門であれば特定の言語を使うかもしれませんが、
外部常駐(開発依頼を受けて他社で開発する)の場合だとその現場現場で使われるプログラム言語がことなります。
自社専属であっても陳腐化したプログラムのソースを新しい言語に置き換えるという案件も発生する可能性もあります。
一つの言語だけマスターしているだけでは不十分かと思われます。
他の言語を使用することになっても覚えている言語の考え方を応用し、柔軟に新しい言語に挑戦していける前向きさも求められます。
インフラ系エンジニア
インフラの仕事内容
システムの環境周りを担当するエンジニアです。
開発系を花形とするならインフラ系は縁の下の力持ち的ポジションになります。
開発とは異なりサーバやネットワークのパラメータ(設定値)を調整したり、
新たなサーバを構築したりといったシステムを動作させる上で必要となる地盤を担当します。
インフラ系の仕事がシステムの利用者に認知されることはほとんどありません。
なぜなら「システムに障害が起きないようにする仕事」が最も重要になるからです。
システムの利用者は障害発生時に怒ることはあっても、「お、しばらく障害は発生してないな。」と考える人はほとんどいないでしょう。
私もユーザとしてならかのシステムを使う場合はそういう風に考えてしまいます。
つまりインフラ系のエンジニアの仕事は優秀であるほど認知されにくいという性質を持っています。
インフラ系は運用・保守という呼ばれ方をすることもあります。
システムの保守というのは「システムに問題が起きないように監視したり、問題が起きた場合は調査・修正」を行います。
先ほど記載したシステムの環境周りに当たります。
運用については主に「問い合わせ対応」というイメージです。
システムの利用者からの問い合わせを受けて回答したり、改善点の提案をしたりも含まれます。
インフラで必要な知識
このようにシステムが問題なく動作できるようにするために、サーバ・ネットワークの知識や動いているシステムの仕様の知識も必要となります。
サーバやネットワークにも種類があります。
OracleやSQLServerなどは聞いたことがあると思います。
OSだとWindows10が市販のパソコンには入っていますが、サーバにもOSがありWindowsServer、AIXなど内容が全くことなります。
プログラム言語と同じく使用している環境によって必要な知識が異なりますので、一つだけ極めれば問題ないとは言えません。
問題がおきた時の調査内容によってはプログラム言語も読めると、より詳細な調査結果を出すことができます。
まとめ
システムエンジニアは大きくアプリ(開発)とインフラ(運用保守)に分けられます。
必要な知識は当然異なりますが、人と接する機会があるのはいずれも共通していますのでコミュニケーション能力は必要になってきます。
また、求人広告を見てシステムエンジニアに申し込む際に、
少なくともアプリかインフラどちらのエンジニアを志望するかは考えておかないと面接での質問への回答に困ると思います。
システムエンジニアには常にIT系の知識を高めることを要求されます。
プログラム言語、サーバ、ネットワークなどITにも種類があります。
自分が興味のある分野によって志望するエンジニアを絞りましょう。
コメント