育休から復帰してからなだらかに社会復帰しようと目論んでいた私”ヒロ”ですが、最近は爆裂忙しくなってしまいました。
いきなり高負荷になってしまいました。
なぜか想像できますか?
おそらく同業者の方であれば、すぐに理由は判るはず。
「新元号の令和」
「増税、軽減税率」
これだけのキーワードがあればSEならめちゃくちゃ大変であるというのがわかるかと思います。
もうホンマにね。
こんな対応をシステムに入れていると元号辞めて欲しい、増税もしてもいいけど一律10%にして欲しい、とか思っちゃうわけですよ。
ところで三六協定ってすごいですよね。
「80時間以上働いてはいけない」
という協定のはずですが、これはつまり
「79時間59分まで働け」
とも読めてしまう訳です。
すでに世の社畜、ソルジャーの方々、ともにこの苦難を乗り切りましょう。
そしてタイトルに入れておりますが「これから」SEの世界に足を踏み入れようとしている方。
学生だったり、営業からの転職だったり、何人もいるかと思います。
そんな人たちにSEがどんなものなのか。
どういう心構えでSEという仕事に臨むと良いのか。
勉強方法だったり、どんな言語が良いのかとかいう技術的なものではなく、
メンタル面について書いていきたいと思います。
デスマーチに遭遇する可能性は否めない
よく「IT土方」「ブラック職業」とかいわれがちなSEですが、合っているとも間違っているとも言い難いというのが実際にSEをやってきた感想ですね。
多分どの職業に就いても言えることなのかと思いますが、「所属先」と「運」によるんです。
めちゃくちゃ安定したシステムの保守チームなんかに配属されれば、間違いなく安定した勤務体制になりますし、
逆に開発バリバリやってて納期もキツめです。的な部署になると当然高稼働になりますね。
運よく安定したところに配属されても同じ部署に何年もいるというのはあまりありません。
仮に安定したところに配属されても他部署が炎上したらヘルプとして働くことだってあります。
つまり、SEを続けていればいつかはハードな現場に遭遇してしまう事もあるでしょう。
『できるフリ』をすれば上手く回る
さんざんネガティブなことを書いておいてなんですが、SEになること自体に後ろ向きにならないでください。
これからSEになろうというぐらいですので、基本的には『現場未経験』だから『不安がある』と思います。
そんなこれから新しい世界に踏み込むにあたって、私が一番大事だったなという心構えとしては、
『できるフリ』をする
これはウソを付けという意味ではありません。
バグやトラブルのもとになってしまい、 絶対に自分の首をしめることになります
判らないことは判らない。
理解できなかったら質問する。
そういう素直さは前提として持っていてください。
でも、
「こんなのも判らないなんて自分はダメだ」
「忙しい先輩に質問したら怒られるかもしれない」
「はずかしくて聞けない」
こんな言葉が頭をよぎったとき、「できるフリ」をしてみて下さい。
できる人はどう振舞うのか
もちろん個人のイメージによるものだとは思いますが私は
「自分を出せる人」
が、出来る人のイメージです。
もちろん完璧なコードを書いたり、エラーログから一瞬で原因を突き止めたりといった、映画のようなSEもできる人だとは思います。
ですが、これからSEをする人がそのレベルであるというのは極マレなケースでしょう。
なので、単純ですが
「質問にいくときに躊躇わない」
「これを聞いておけば私なら出来る」
そういう建設的な行動ができれば、それはできる人です。
実際に自分の会社で「この人はできるな」と思う人を観察してみて下さい。
会議の場で発言が出来ないようなできる人は存在しません。
周りとコミュニケーションがとれないできる人は存在しません。
同じ質問を何度もするようなできる人はいません。
だからメモをとって、極力2度同じことは聞かないようにする。
自分がどんなSEになりたいのか、常にイメージしながら仕事をしていれば、必然的にコミュニケーションを取らざるを得なくなると思います。
判る努力をするというのは前提ですが、『判らないことを恥ずかしがらない』ことがSEを続けていく上でとても大切だと思います。
場合によっては、後輩にであっても質問しに行きましょう。
きっとできる人なら「ごめん、ちょっと聞きたいねんけど・・・」なんて軽く質問しているはずです
誰に聞けばいいのか抑えておく
メンタル面とは少し違うのですが、もう一つ大事なことを書いておきます。
事務処理系なら田中さん
技術面なら村井さん
のように、誰がその現場のキーマンなのかというのは抑えておきましょう。
これを知っているだけで、仕事の捗り方が段違いです。
この人に聞けばとりあえず何とかなるという、他人任せではありますが、ある種の心の逃げ場みたいなものを持っておけば精神的に楽になります。
自分ひとりで抱え込んでおく必要はありません。
こんなときはこの人に聞こうという、キーマンを現場で見つけておくことが、仕事を上手く進めることになり、ひいてはSEを長く続けることにもつながっていくのです。
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