育児休業中に支払わなければならない住民税

嫌な書類がわが家に届いてしまいました。
「市民税・府民税 納税通知書」です。
これが何故か二通もやってきました。
一つは緑色、もう片方は青色の封筒に入っていました。
緑色の封筒は奥さんにも届いていたのですが、青色は私にだけ届いていました。
両方とも支払わなければならいのか封筒に記載されている市税務所に電話で確認しましたので、市民税・府民税の「支払い対象」と「支払い方法」をお伝えします。
目次
市民税・府民税(住民税)の支払い
封筒には市民税・府民税と書かれていますが「住民税」のことです。
めんどうなので住民税で統一して欲しいですね。
育児休業中になぜ個人で住民税を支払わなければならないのかというと、通常通り企業勤をしていれば「企業が給与天引きによって支払ってくれているから」です。
育休中は会社から給料をもらっていないので天引きしてもらえないので、個人的に支払わないといけない訳です。
他にも「社会保険」「厚生年金」についても会社が支払ってくれているので個人で同じ理由で払わないといけないと思いますが、この二つについては「会社に寄って対応が違う」ようなので一概に支払い対象になるという訳でもありません。
心配な方は勤め先の人事部にでも確認をとってみてください。
市税務所への問い合せ
兎にも角にも支払い対象を確認しておかないと始まりません。
緑色の封筒にある第一期限(分割は第四回までありました)もしくは一括の支払い期限、青色の封筒の期限に関しては7月2日が支払い期限になっています。
なので早速税務所の方へ電話にて問い合せを行いました。
なぜ2通も来ていたのか
結果的に「今年度分の税金」「前年度分の税金」の二つが来ていました。
税金の支払いは年度の区切りが通常とは異なっているのが原因でした。
学校や会社で年度といえば「4月~翌年3月」の12カ月ですよね。
税金の年度は「6月~翌年5月」になるそうなんですよ。
私の場合5月から育休をとったので、前年度の最終月となる5月分の税金が勤務先から支払われなくなるので前年度分も支払い対象になったようです。
今年度分の支払い対象はどの期間か
ここで気になったのが今年度分の支払い対象は「ちゃんと育児休業中のみになっているのか」です。
要は過払いになっていないかどうかが気になりました。
確認したらやっぱり今年度いっぱい分(6月〜翌年5月)が対象になっていました。
私の育児休業期間は5月〜3月の予定なので、少なくとも4月、5月については本来なら給与天引きの対象になるはずです。
税務所の方によると税金を支払うときに「育休期間中のみ」のような限定的な支払いはできないようです。
なので職場復帰後の4月、5月に関しては給与天引きされないことで帳尻が合うことになります。
お得な支払い方法は?
税金の支払い方法は大きく二つ「現金」「クレジット」になります。
これらに対して「一括」「分割」を選ぶことができます。
迷わずクレジットがお得と言いたいところですが、クレジット払いをするには大阪市納税サイトから申請する必要があります。
この大阪市納税サイトというのがくせもので5000円を超える納付になるとシステム利用料を取るんですよ。
下記システム利用料の抜粋によると仮に納付額が20万円だとすると、301円 + 15 × 67円 = 「1306円」がシステム利用料として取られてしまいます。
クレジットカードのポイントを貯めようとしてもギリギリ損をしてしまうような額ですね。
なので素直に「現金」で支払っておいた方がよさそうです。
「一括」か「分割」かについては税務所の方に確認したのですが、特に金額に差がでませんので一括だから得とかいうことはありません。
ただ、分割にして支払い忘れてしまうと遅延金を取られる可能性があるので、一括で払って終わらせておくのが無難ですね。

↓大阪市ホームページ
場合によっては割引を受けられる
育児休業中は収入がないので(給付金は収入にはなりません)、
前年度分については貯金(定期預金も含む)が300万円以下であれば3割の割引を受けられると言われました。
残念ながら300万円を少し超えているので割引は受けられませんでしたが。
また割引をしてもらうには「育児休業証明書(勤務先に発行してもらう)」「全ての預金通帳」を提出する必要があるようです。
仮に割引を受けられたとしても4500円。
手間を考えると申請していたかどうか微妙なところですね。
まとめ
育児休業の給付金は税引されていないフルフルで支給されると喜んだものですが、何のことはない「個人的に支払うから天引きされていない」というだけの話です。
住民税は一括で支払っても分割で支払っても特に値段は変わりません。
分割にして支払い漏れにしてしまうと延滞金が取られることもあります。
面倒なだけなので一括で支払ってゆっくり過ごしましょう。