確定申告『住宅ローン控除』で”当日即”終わらせるのに必要な準備

ほとんどの人がそうでしょうが、この間はじめて住宅ローン控除による確定申告をしてきました。
もうね、確定申告という響きだけで面倒くささがMAXです。

最初は確定申告が必要と思っていなかったのですが、たまたま有休を連続でとったとき、
うちの出来る奥さんが気づいてくれました。

「そういえば、住宅ローンで確定申告必要ちゃうん?」

半信半疑で調べてみると初年度は必要ではありませんか!

有休には限りがあるので、絶対平日動けるこの連休中に終わらせなければならないといけません。
まるまる1日下調べをしてから確定申告当日を迎え、

一発で終わらせられる、少なくとも完全な書類を郵送できるぐらいに質問して準備するぞ!

という意気込みで臨んだら、当日1時間チョイで終わってしまいました。

今回、申請にあたり、「どういう準備をしたのか」「確定申告の現場はどんなもんか」について話していきます。

目次

確定申告の期間はいつまで?

確定申告をするにあたって、まずは確定申告を実施できる期間を把握しましょう。

確定申告の受付期間
  毎年2月16日~3月15日

詳細は↓の国税庁ホームページをご確認ください。

[nlink url=”https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/06_1.htm”]

ちなみに!

期間内にしないと「期限後申告」というまた別の面倒な手続きをしなければならない上、
場合によっては無申告加算税・延滞税が課されるなど、控除額が下がってしまう可能性もあります。

無申告加算税は最高で20%になるようです。
これはデカいですね!AUPayのキャンペーン並みです。

どうせするなら満額控除を受けたいので、ちゃんと期限内に終わらせてしまいましょう。

確定申告の会場はどういう場所なのか

まず、「確定申告の会場になぜ行くのか」ということを知った方がいいです。

「申告をするためでは?」

確かにその通りです。

でも厳密には「パソコンで確定申告の用紙を作成する」という作業をするための場だったのです。

この確定申告の用紙を作成するというのは↓の国税局ホームページからできることなんですね。
そして必要書類などの事前に必要なことを確認するのも国税局のホームページなのです。

[nlink url=”https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-jyutakukoujo.htm”]

つまり、この国税局のホームページにある『> 確定申告書等の作成はこちら』ボタンから先の事項を入力できれば、確定申告の会場ですることはほとんどないのです。

事前準備のつもりで上記ホームページで申請書を書いたり、提出書類を準備したのですが、会場で印刷した用紙を出すと、全ステップ飛ばして最後の書類提出コーナーまで案内されました。

それでも1時間もかかってしまったのは、並んだりしていたせいです。
最初から書類提出だけで良いと分かっていれば、ものの数分とかで終わっていた気さえします。

確定申告 住宅ローン控除で必要な書類

国税局のホームページから必要事項を入力するにしても、別途必要な書類がいくつかあります。
しかもそれはすぐには手に入らない可能性のあるものなので、事前に各所に行って書類を整えましょう。

おそらく人によって必要な書類は異なってくると思いますので、あくまで参考としてとらえて下さい。
国税局のホームページで入力できない項目があれば、おそらく必要な書類が不足しています。

何が必要かわからなければ、確定申告の会場に電話で問い合わせてしまいましょう。

必要書類

  1. 住宅、土地の売買契約書の写し:売買契約時に取得しているはず
  2. 源泉徴収票:会社から取得しているはず
  3. 年末残高等証明書:ローンを組んだ銀行から送られてくる
  4. 確定申告書Bなど各種申請書:国税局のホームページで入力すると印刷できる
  5. 住宅の登記事項証明書:税務署で取得
  6. 土地の登記事項証明書:税務署で取得
  7. マイナンバー:すでに所持しているはず
  8. 身分証明書(免許書など)

ざっと8種類必要ですね。
何やら多い気もしますが(書類を無くしていなければ)、実質「住宅の登記事項証明書」「土地の登記事項証明書」の2つを税務署で取得するだけです。

では各必要書類について細かく確認していきましょう。

1.住宅、土地の売買契約書の写し

こちらは確実に住宅を購入したときに、不動産屋さんからもらっています。
サインや押印がされているはずです。

冊子みたいになっていたので、どこをコピーすればいいのか判断できなかったのですが、確定申告会場に確認をとりました。

コピーが必要なのは下記です。

  • 印紙が貼ってあるページ
  • サイン(または押印)をしてるページ

これだけなので、何やら印刷された説明書きだけが書かれているようなページをコピーする必要はありません。

心配なら全ページコピーしておくのはありだと思いますが。

2.源泉徴収票

こちらは毎年、会社からもらっていると思います。
それをそのまま持っていけば大丈夫です。

2018年度までは源泉徴収票を提出していたようですが、2019年度からは源泉徴収票は確認用にもっていくだけとなりました。

なので、控除の金額等を把握していれば原本が無くても大丈夫です。
あくまでも確認用という位置づけになります。

3.年末残高等証明書

実は最初、これが何のことやらわかりませんでした。

というか見つかりませんでした!

取得先は「ローンを組んだ銀行」になります。
念のため問い合わせてみたのですが「送っているはずです」とバッサリ言われてしまいました。

電話を切って探すと意外にあっさり見つかりました。


「年末残高等証明書」という名前だったので、A4に押印されたような契約書っぽいものを想像していたのですが、意外にもペリペリめくるタイプのハガキでした。

よく見ると思いっきり「重要」と書かれたうえ、確定申告や年末調整で使いますとまで記載があります。

ハガキタイプと分かっていればすぐに見つかったものを!(逆ギレ)

ただ、万が一見つからなかった場合、銀行に再発行依頼をする必要があり、最短1週間程度見ておく必要があるので、早めに年末残高等証明書の捜索をしておいた方がいいですね。

4.確定申告書Bなどの各種申請書

こちらは国税局のホームページで入力すれば、最終的にPDFとして保存できます。
PDFを印刷してもってけば、当日会場で大幅な時間短縮が可能なのです。

資料を作成していて気になったのは、「確定申告書B」という資料名です。
ちょっと調べると「確定申告書A」という資料もあるようで、かつ「会社員なら基本Aの方をしようします」的な記述がありました。

でも、何度国税局のホームページで入力しても最終印刷物は確定申告書Bになってしまいました。
仕方がないのでそのまま確定申告の会場にいってしまったのですが、事務員さんに確認したところ「確定申告書Aは確定申告書Bの簡易版なので問題ありません」とのことでした。

簡単に言うと「確定申告書Bは確定申告書Aよりも詳しい内容なので、確定申告書Bを出す分には問題ない」のです。

確定申告書の作成画面

『確定申告書等の作成はこちら』をクリック。

国税庁ホームページ

『作成開始』をクリックし、表示される項目に入力していく。

『保存データを利用して作成』というのは、入力途中に一時保存したときに作成される「r1syotoku.data」というファイルを読み込んで、文字通り入力途中の場所から再開するときに使用します。

国税庁 確定申告書等作成コーナー
保存データを利用して確定申告用紙作成

『帳票表示・印刷』ボタンを押せば、PDFを保存できます。
印刷する帳票の選択に関しては、不足資料があると面倒なので、全部チェックしたままにした方がいいでしょう。

確定申告の必要書類一覧
確定申告の必要書類一覧

5~6.住宅・土地の登記事項証明書

登記事項証明書に関しても「住宅購入の書類やな!」と思いこんで探しまわったのが運の尽き、これに関しては別途、税務署で取得する必要がありました。

住宅と土地の登記事項証明書はそれぞれ別になっているので、1枚600円で合計1,200円の出費でした。

7~8.マイナンバーと身分証明書

国税局のホームページで入力していくと扶養家族のマイナンバーも必要になるのですが、確定申告の会場には申請者のマイナンバーだけ持っていけばいいようです。

身分証明書は免許があれば十分でしたので、普段使っている顔写真つきのものを用意すればいいでしょう。

確定申告の会場について

私の地区では9:15から開場でした。

若干おくれてしまい、9:30に着いたのですが、その時点で長蛇の列。
30分以上待ちと言われました。

でも、整理券にQRコードがついていて、スマホから何人待ちかすぐにわかるようになっています。

うん十人待ちだったので、割り切ってカフェでコーヒーでも飲んでいたら、あっという間に順番が回ってきました。

最初並んでいたところは「整理券の列」だったのですが、戻ると会場に行くための「エレベーターの列」ができあがっていました。

念のため、順番が来た旨を係員さんに話すと、エレベータ列は並ぶ必要なく、即会場までいれてくれました。

開場に行くと整理券の番号順で各ブースに呼ばれるようになっています。

このブースですることが、国税局のホームページで入力するのと同じ作業になります。
なので整理券やらエレベータやら別に並ばずに、会場の「資料提出コーナー」に行ってしまえば、会場ですることは別にないみたいでしたね。

e-Taxの申請はした方がいい

事前に国税局のホームページで入力して準備万端であっても、今後を考えるとe-Taxの登録申請はしておいた方が良いです。

これは確定申告で会場に行かなくてもよくなるというもので、かつ会場でしか登録できないものです。
若干追加時間がかかってしまいますが、以後会場まで足を運ばなくてもいいので、すでにe-Taxが使える等ではない限り登録申請をしておきましょう。

会場のパソコンで登録情報を入力してくのですが、パスワードが平文で丸見えなんですね。
真横に係員さんがいるので、伏字と切り替えができるようにぐらいはしてくれないと、パスワード丸見えなんでちょっと怖かったですね。

まとめ

面倒で仕方がない確定申告でしたらが、実際は国税局のホームページで入力が出来てしまえば9割方は完了してしまっています。

ポイントとなるのは持っているはずの書類を「いかに書類をまとめておけるか」、「すぐに見つけられるか」です。

初年度に確定申告していまえば、翌年以降は年末調整で済んでしまうので、頑張って申請終わらせちゃいましょう!

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